Arcteryx Atom SV フーディ/ Atom フーディ レビュー

アウトドア

はじめに

2025年冬シーズンにreviseされたアークテリクスの化繊ジャケット,アトムSVフーディを購入したので紹介する.合わせて以前購入してから愛用しているアトム フーディの方も紹介して,比較したいとおもう.SVはSevere Weatherの意味で,アトムSVはより厳しい環境での利用を想定した商品だ.

アトムファミリー概要

アトムはアークテリクスの化繊ジャケットの代表で,様々なファミリーが発売されている.用途に応じて薄いものから厚手のものまで用意されている.シーズンごとにリニューアルも繰り返されているが,今のところSL(Super Light)が一番薄く,SV(Severe Weather)が最も厚いようなラインナップになっている.ホームページでもアトム用の特設ページがあるので確認されたい.

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アトムファミリーの2025-2026冬のラインナップは以下の通り.通常のアトムシリーズに加えて,より保温性の高いSVが存在する.SLは夏シーズンの販売だったようで,公式サイトでは今は売ってないようだ.この辺の細かいラインナップはシーズンによってコロコロ変わる.

ラインナップ概要価格
アトム SV ジャケット保温性に優れたアトム.フードなしのジャケット.50,600
アトム SV フーディ保温性に優れたアトム.フード付きのジャケット.59,400
アトム ジャケットフードなしジャケット47,300
アトム フーディフード付きジャケット49,500
アトム ベストベストタイプのアトム34,100

比較のために,アトム SV フーディとアトム フーディの公式情報を抜き出した.表面素材などに微妙な違いがあるが,基本的にはアトムを暖かく(したがって重く)したものがアトム SVと思っていれば良さそうだ.化繊素材コアロフトはアークテリクスが開発して各種の自社製品に採用しているもので,他にもBeta Insulatedなどで見られる.数字は1平方メートルあたりの中綿のグラム数を表しており,コアロフト120のアトムSVはコアロフト60のアトムよりも2倍中綿が入っていることを表す.

アトム SV フーディアトム フーディ
重さ490g355g
ポケットジッパー付きハンドポケット2つ,ジップ付きインナー胸ポケットジッパー付きハンドポケット2つジップ付きインナー胸ポケット
フードヘルメット対応のインシュレーティッド StormHood,調節可能なフード調節可能な薄手のインサレーテッド StormHood™、立体型ミニフードブリム付き
フィットレビュラーフィットトリムフィット
表面素材Tyono™ 30マイクロリップストップ(30デニール x 30デニール メカニカルストレッチ ミニリップ PUコーティング、FC0 DWR、55gsm – ナイロン100%)Tyono™ 20(20デニール x 20デニール ナイロンリップストップ(DWR)、45gsm – ナイロン100%)
化繊素材Coreloft™ 120(120g/m²) – ポリエステル100%Coreloft™ 60(60g/m²) – ポリエステル100%
サイドパネルリサイクル 20デニール ナイロン 平織り 横糸ストレッチ C0 DWR、58gsm – ナイロン88%、ポリウレタン12%ニットフリース、215gsm、ポリエステル(FC0 DWR) – ポリエステル93%、ポリウレタン7%
裏地素材20デニール リサイクル ドープ染色 ナイロンリップストップ、FC0 DWR、40gsm – ナイロン100%20デニール リサイクルナイロン リップストップ(FC0 DWR)、40gsm – ナイロン100%
調整部位袖口ドローコード,フードドローコード袖口ドローコード,フードドローコード
左が通常のアトムフーディ,右がアトムSVフーディ.

アトム SV

開封

保温性が最も重要となる環境で活躍するフーディ。厳しい寒さの中での登山や森林限界を超えた場所でのアクティビティを想定し、化繊インサレーションとStormHood™を採用。熱を閉じ込め、寒さ、湿気、強風など、あらゆるコンディションで快適さを保ちます。効果的に配置したフルレングスのサイドパネルが通気性を最大限に高め、山頂までのラストスパートでも、蒸れを逃がして快適さをキープ。そのまま1枚でも抜群の保護性能を発揮するほか、ハードシェルの下にも快適にフィットし、悪天候時のレイヤリングアイテムとしても活躍する、冬の装備に欠かせない一枚です。 変更点:よりすっきりとしたカットを採用。PFASを添加しない、FC0のDWR(耐久撥水)加工を施しました。男性の体格に合わせた改良型サーモマッピング(ボディは保温性の高い120gsm、サイドパネルには100gsm)のサイドパネルパターンが通気性を高め、オーバーヒートを軽減します。

外観は通常のアトムとあまり変わらないが,少し触るとボリューム感が全然違うのがわかる.アトムSVのほうが断然分厚い.

表面生地は通常のAtomとおなじTyonoを利用しており,同じようなさわり心地だ.細かい違いとしてアトムSVのほうが30デニール,通常のアトムは20デニールなので,多少アトムSVのほうが丈夫なはずだが触って違いはほぼわからない.アトムの表面生地は他のモデルに比べて耐久性がよくないと言われており,ここはしばらく使ってみて様子をみたいところだ.

袖口はゴムでわりとしっかり締まるようになっていて風の侵入を防いでくれる.これは通常のAtomやProtonなどArcteryxの化繊ジャケットでよく見られる仕様で安心感がある.

サイドパネルに違う素材を使っているのが特徴のアトムだが,アトムSVでもそれは健在だ.ただし,サイドにフリース素材を利用していたアトムとはことなり,アトムSVはナイロン素材を利用している.より耐久性や保温性に優れていると言えそうだ.

同じ画像にうつっているポケットは隠しポケット的な配置になっていて前面からは見えにくくなっている.通常のアトムと異なり,ポケットの内側の生地が起毛したおそらくフリース素材になっておりポケットに手を入れた時に非常に暖かく感じる.

フード部分の後ろ側にもドローコードがついており,フードの調整が可能だ.アークテリクスのフードはヘルメット対応のため大きく作られており,このドローコードの調整で頭にフィットさせられる.

裏地はさわり心地の良いナイロン素材で,ここは通常のアトムと同様だ.この裏地素材のお陰で着心地がよく長時間着用していても疲れない.また,通常のアトム同様左側に内ポケットがある.

裏地の全体感はこんな感じで,サイドパネルの部分は裏地も少し異なっていることがわかる.

裾の内側には絞り環用のドローコードがついており,下からの空気の侵入を防いでくれる.

アトム

開封

アトムSVとの比較でアトムも紹介しておこう.少し前のシーズンのモデルなので,2025-2026冬の最新モデルとは少し違いがある可能性があることに注意してほしい.わかりやすいところでいうと「Arcteryx」の刺繍があるのは古いモデルだからで,最新のモデルだとなくなっている.

全体像を見て分かる通り,アトムSVとの大きな違いの一つは,サイドパネルがフリース素材になっていることだ.このおかげで通気性が上がっており,より行動中に熱を逃がしてくれる.また,中綿素材の量もかなり異なっている用で,アトムSVを触ったあとにアトムを触るとペラペラに感じる.アトムSVとは使い分けが重要だ.

裏地の感じもフリース部分を除けばアトムSVとほぼ同じだ.

まとめ

新しく購入したアークテリクス アトムSV フーディと,以前から利用している通常のアトム フーディをあわせて紹介した.とにかくアトムSVは保温性に特化しており,アトムと比較しても明確に一段暖かい.そのため,登山においても氷点下になるような,アトムやプロトンでは足りない場面で使い分けて活用できる.

また,街着用途としても非常に良いと思う.本格的な冬の街着として使うならやはりアトムでは少し不足で(というか,元々が行動着として作られているので目的が違う)アトムSV程度の保温性があるとちょうど良い.0度程度まで問題なく使えるので,東京であればこれだけで越冬もできると思う.

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