今HHKBの静電容量キーボードHybrid type-Sを2020年3月に購入し,2年以上利用してきたので紹介する.非常に満足度が高く,万人におすすめできる素晴らしいキーボードだと思う.奇しくもちょうどコロナが始まるタイミングで購入し,在宅ワークが本格化したタイミングでずっと使い倒すことができたので非常にコスパも良かった(笑
静電容量キーボード: 東プレとHHKB
東プレとHHKBはメカニカル式と異なる動作の静電容量型のキーボードを販売している有名どころメーカーである.静電容量式(静電容量無接点方式)は無接点でスイッチングする方式であり,これによってメカニカルキーボードにありがちなチャタリングが原理的に起きないのが最大の特徴である.
東プレのREALFORCEは押下圧を45g/変荷重/30gの3種類から選べるのが最大の特徴で,キー配置も一般的なものに準拠している.HHKBはもともとプログラミングなどを想定して作られているのが特徴で,押下圧は45gと重めで固定されており,キー配置も少し独特だ.どちらが良いかは人によるのでこればかりは触ってみないとわからないだろう.
私はBluetoothでも接続できるモデルを探しており,東プレは対応するモデルがなかったのでHHKB一択で実物も触らずに購入してしまった.商品の詳細は以下の公式ページを参照してほしい.
Hybrid type-S 概要
HHKB Hybrid type-Sは2019年12月10日に発売された静電容量式の最新モデルで販売価格3.6万円程度だ.キーの仕様はキーストローク3.8mm、押下圧45gで統一されている.接続をUSB-C端子とbluetoothによって行うのが特徴の一つで,bluetoothは接続先PCを3つまで登録してショートカットキーにて切り替え可能だ.この時USB接続もショートカットで切り替えできるので,最大4台のマシンと接続して切替えながら使っていける.type-SにはSpeed(高速性)とSilent(静粛性)の意味が込められており,高速かつ静かなタッチ感が特徴だ.
ソフト的な機能面ではアプリを通してのキーマップ変更機能と本体背面のDIPスイッチによるキー配置変更機能をサポートしている.これによって利用者の好みやOSに合わせたキー配置を実現できる.
開封
黒基調のシンプルなパッケージだ.内容物は本体と動かすための単3電池2本と最低限だが,皆ケーブルなど持っているだろうしこれで良い.


今回は日本語配列の墨色を選択した.配列,色,文字の刻印など様々なバリエーションがあるので好みのキーボードを選べると思う.プラスチック製でビルドクオリティも非常に高い.キートップの印字も耐久性に優れるものを利用しているらしく,簡単に摩耗しないんだとか.


接続はUSB-C端子だ.Bluetoothでの接続もできるしUSBでの有線接続も出来る静電容量式キーボードは発売当時この製品だけだった.Bluetoothは最大3台まで接続できるので,合計4台のマシンに接続できる.これで困ることはないだろう.その他個別に電源スイッチを持ち,単3電池2本で動くところはHHKBらしさを感じる部分で,まさに一生物のキーボードになるポテンシャルがある.

裏面には2つの機能が搭載されている.1つ目は高さを調整する「傾き調整機能」で,高さを3段階で調整できる.使って見た感じどの高さでもそれぞれに良さがあり,どれが一番好みかは人によりそうだと感じた.たくさんの選択肢を提供してくれるよい機能だと思う.高さを高くした場合でも本体がガタガタするようなこともなく,打鍵も安定してできるのも良い.



2つ目の機能はDIPスイッチで,これはキー配列を変更するスイッチだ.合計6つのスイッチがあり,例えばスイッチ1はMac配列とWin配列を切り替える.裏面にスイッチごとの機能が印刷されているので初見でも迷うことはないだろう.私はMac配列だけOnにしている.

デスクに配置した所(少しぐちゃぐちゃしていて恐縮だが...).黒の本体がデスクによく馴染んで格好良い.

吸振マット
HHKB Professional専用の吸振マットも購入した.これはキーボードの裏側に貼って衝撃を吸収してくれるアイテムで,ぶっちゃけ必要かはわからなかったが試しに買ってみた次第である.


結構厚みのあるしっかりしたゴム製マットで,裏側も模様が入って滑り止めとして機能するようになっている.


実際貼り付けてみたところ,確かに吸振効果はそこそこあると感じた.ただし絶対にないといけないかというとそんなこともないかなという気がするのでわざわざ買う必要はないだろう.

メンテナンス
静電容量式(やメカニカル式)キーボードの良い点の一つは自分でメンテナンスや掃除ができることである.キートップを一つ一つ取り外して裏側の掃除などができたり,(HHKBは厳しいが)キートップを入れ替えて遊んだりできる.実際のところ1-2年使ってくると汚れも溜まってくるので今回掃除することにした.キートップの取り外しにはこういう数百円の安い工具があれば十分だ.Amazonで数百円で購入できる.

実際に全部取り外してみると想像以上に汚れているのが分かる.ゴミだらけだ...スイッチは取り外しが出来ないので意外と掃除に苦戦した.完璧にきれいになった訳では無いが9割側目立つゴミは除去できたので今回はこれで良しとする.


キーを挿すときは工具は不要で手でパチパチ嵌めていくだけなので非常に簡単だ.それぞれのキーの場所だけ忘れないようにしよう.

全部のキートップを戻してメンテナンスは完了だ.新品同様のきれいな状態に戻った!1年に一回くらいはこういうメンテナンスをやった方が良さそうだ.

まとめ
購入して2年間程度ほぼ毎日利用しているがまったく壊れる気配もなく,動作も安定していて非常に良い製品だと思う.静電容量式ならではのタイピング感が非常に気持よくて,一回これを使ってしまうとなかなか他には行けない良さがある.メカニカル式も感触は近いのだがどうしてもチャタリングが気になるケースが多く,であれば少し投資をして静電容量式を買ってもよいのではないかという気がする.
45gの押下圧は確かに少し重いので人によってはより軽い30gの方が好みという人もいるだろうと感じた.一方で重いことによってミスタッチが減る側面もあり,あとから30gも試してみたものの45gの方が個人的には好みだと思った.私のようにエイヤで買うのではなく,一回東プレで押下圧の違いを見てみるのがよいだろうと思う.
HHKBはキー配置が特殊だと言われるが,日本語JIS配列のモデルはそこまでおかしな配置ではないので万人受けして使えると思う.むしろ全体がコンパクトにまとまっている分慣れてくると一般的な配列のキーボードが使いにくく感じる.US配列はキーの数が少ないので確かに注意が必要かもしれない.
全体的に全く不満もなく,非常におすすめできる商品だと思う.確かに少し高価ではあるが,キーボードを買おうと思っている人はぜひ一度選択肢に入れてみて欲しい.


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