Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S II @道東

アウトドア

休暇をとって友人と道東に旅行に行ってきたので簡単に記録に残そうと思う.最近買ったNikkor Z 24-70mm F/2.8 S IIで色々とれて自己満足できた.旅行期間中ほぼ天気が悪かったのであんまり綺麗な写真が撮れなかったのは心残りだが,友人とリフレッシュできて楽しい思い出になった.普段は一人旅が多いがたまにはみんなでワイワイやるのも悪くない.

ルート概要

今回は3泊4日で道東を車でぐるっと回るプランにした.具体的には釧路ー根室ー知床ー阿寒摩周ー網走を巡る.このうち知床と網走は10年近く前に訪れており羅臼岳に登ったり羅臼湖のハイキングを楽しんだり,網走監獄を観光したりした記憶がある.この10年の間に知床遊覧船の事故や羅臼岳での熊被害があって色々環境の変化を感じることもあった.友人たちは登山に興味ないので軽めなアクティビティを取り入れつつ観光地で遊んだ.細かいスポットは省いていることもあるが,ざっくりとしたタイムラインは以下の通り.

  • 1日目
    • 羽田からたんちょう釧路空港へ移動
    • 釧路湿原を観光
      • 細岡展望台
      • 温根内木道
    • 釧路市内を観光
      • 幣舞橋
    • 釧路泊
  • 2日目
    • 釧路発,根室(納沙布岬)経由,羅臼町経由,ウトロ入り
      • 春採湖
      • 尻羽岬
      • 厚岸
      • 納沙布岬
      • 知床峠
    • 知床ウトロ泊
  • 3日目
    • 1日知床でのアクティビティ
      • 知床観光船おーろら
      • 知床五湖ガイドツアー
      • 知床峠
    • 知床ウトロ泊
  • 4日目
    • ウトロ発,屈斜路湖・摩周湖経由,網走経由,女満別空港
      • 天に続く道
      • 硫黄山
      • 摩周湖展望台
      • 湯の池温泉
      • 砂湯
      • 川湯温泉
      • 藻琴山 展望駐車公園
      • 感動の径ビューポイント
      • 網走監獄
    • 女満別空港から羽田に帰る

記録

1日目

到着した日はあいにくの曇り.釧路空港でレンタカーを借りてまずは釧路湿原へ向かった.今回の旅行でわかったのだが,道東の曇りというのは東京の人間が想像する一般的な曇りとは違って非常に濃いガスが出ている状態を指すのだ...最初に訪れた細岡展望台もご覧の有様で絶景を拝むという感じにはならなかった.とはいえ霧が出ていると独特な雰囲気があってこれはこれで(写真映えはしないが)風情はある.

景色があまり期待できなかったので散策に切り替えようということで次に向かったのが温根内木道だ.ここは1周3kmの周遊コースが整備されていて,観光気分でお手軽に湿原を楽しめる.ちなみにオンネが「大きい」,ナイが「川」という意味らしい.今回の旅行でしばしば「温根」とつく地名を見かけたが,それは大きい何かを表すアイヌ語の当て字ということのようだ.

色々な種類の植物が花を咲かせていて綺麗だった.Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S IIは24-120mm F/4に比べると寄れないのだが,ある程度大きなお花とかであればそこそこ大きく写すことができる.

1日目はこれでおしまいで,残りの時間は釧路市内でダラダラ過ごした.北海道らしいなと感じるのは道路や公園に野生動物がたくさんいるところで,こういうシーンではやはりもっと焦点距離の長いレンズが欲しくなる.

2日目

2日目も同じく曇天で霧が濃い中をドライブしていく.海沿いを走って知床まで行くので5-6時間の運転だったが,こういう時に何人かいると気楽で良い.道東は道が広くて直線も多いので,そういう意味では本州を同じ時間ドライブするほどは疲れない.

超ざっくりはこういうルートを通って移動する

途中で色々なスポットに寄り道しながら進んだ.海沿いに出てから余計天気が悪くなったので写真は綺麗に撮れなかったが雰囲気だけでも伝われば...風もかなり強くて完全に服装を間違えたと激しく後悔した.東京の6月とは全く別物と思った方が良い.

春採湖
尻羽岬
納沙布岬

本土東端の納沙布岬からは歯舞諸島が4kmの近さということもあって,北方領土に関する資料館や碑文などが設置されている.戦前は連絡船などで交流があったわけで根室市としては一際思い入れが強いことだろう.この天気でもカメラで島を捉えることができた.

中央にぼんやり写っているのが歯舞諸島

海鳥が色々飛んでいて70mmでもここまで大きく写せるくらいには近かった.Z6IIIとの組み合わせでAFも良好だ.野生動物が多いので望遠レンズを振り回すのはめちゃくちゃ楽しいだろうなと思う.翌日知床に行った時はちらほら大砲レンズを持った観光客を見かけた.

羅臼町からウトロへ抜ける知床峠ではついに視界がほぼ0になった.ここまで濃い霧で運転するのは初めてで新鮮な感じだ.

餌付けされた狐が車に近づいてきた.翌日ガイドさんに聞いた話だと知床峠は冬季閉鎖されるのでこうなった狐は死んでしまうらしい.

峠を越えてウトロに着いたのは19時すぎ.朝8時に出発したので観光を挟みつつ11時間運転していたことになる.夕食を食べてダラダラして寝た.

3日目

3日目は朝イチの観光船でカムイワッカの滝まで行った.以前来た時は知床岬まで行ったが今回は時間の関係でカムイワッカまで.カムイワッカまでだとヒグマはあまりみられないのだが,流氷で削られてできた知床独特の風景は堪能できる.ちなみに今回は(流石にカメラに収められなかったが)イルカを見ることができた.事故があってからどうなったのかと気になっていたのだが,案の定昔は沢山あった観光船会社が激減していた.

ウトロ港を出た時は曇っていたが少し走っているうちに晴れてきて気持ち良い時間になった.

航路中,漁船がたくさん居た.
今回の目的地,カムイワッカの滝.岸の水の色が違うのは硫黄によるものらしい.

午後からは知床五湖のガイドツアーに参加した.この時期はヒグマ活動期でツアーでないと中に入れない.とはいえガイドさんの話が面白いので参加する価値はあると思う.羅臼岳が昨年の事故の影響でまだ閉鎖されていたので歩けるアクティビティがまだ少ないのでこういうところで楽しみたい.

道中は最初樹林帯歩きなので水芭蕉をはじめとした植物を楽しめる.この辺の細かい植物の話などはやはりガイドさんから色々聞くに限る!

五湖に到着すると視界が開けて湖をバックに美しい景色を楽しめる.とはいえ知床連山は完全に雲で隠れてしまっていたので微妙といえば微妙だったのだが...4日間の旅程で一番晴れていたのでそれだけでもラッキーではあった.

気嵐が見れた.ガイドさんも写真を撮ってたくらいなので量が多かったのだろう.

ツアーの後は再び知床峠を訪れたり温泉に入ったり,食事をしたりしてのんびり過ごした.

知床峠から国後島方面,中央に微妙に映っているのがそれ.

4日目

4日目は一転内陸へ.屈斜路湖と摩周湖を経由して網走,女満別へ移動した.

4日目の大雑把なルート

最初に訪れたのは硫黄山(アトサヌプリ)だ.至る所から噴煙が上がる火山で,車で目の前までアクセスできるのも含めて良いスポット.後でここから派生する硫黄泉である川湯温泉に入ったがそちらもなかなか良い温泉だった.

続いて摩周湖に行ったがこちらはガスでほぼ何も見えず.かろうじて湖面は見えたが,曇天だと色もよくわからないのでいわゆる摩周ブルーを体感することは叶わなかった.

屈斜路湖の方はある程度視界も開けて景色を楽しめた.この辺の内陸の湖群はおいおい阿寒岳などの登山でリベンジしたい場所だ.

最後に網走で網走監獄を見て今回の旅は終わった.ずっと田舎を巡っていたので久しぶりにたくさんの人を見た気がした(笑 

感想

結構久しぶりの3泊旅行だったのでとにかく楽しかった.これくらい時間があると日常を完全に忘れて旅に没頭できる.道東は自然豊かで地形的な変化も多くて車を走らせているだけでも良い気分になる.有名どころではなくても自然景勝が点在しており,都度調べながら色々なスポットを巡れたのは車旅ならではの柔軟性で良かった.

期間中天気が曇りや小雨という時間が長く,風も強かったためとにかく天候的にしんどい時間が長かった.車旅で軽めのアクティビティだけだったのは不幸中の幸いで,これが登山旅だったら心が折れていたかもしれない(笑.一方でよりディープに自然を楽しむならやはり登山しないとなと感じることもあったので今後リベンジしたい.道東には百名山だけでも羅臼岳/斜里岳/阿寒岳と揃っており,天気が良ければ車であちこち巡って北海道の雄大な自然を楽しめるだろう.

最初の二日間はほぼこういう天気だった...

カメラに関して言えば24-70mmは描写は相変わらず素晴らしいものの北海道の自然相手には焦点距離が足りず,せっかくの車旅なので14-24mmやさらに望遠のレンズを持っていけば良かったなと感じる場面が多かった.やはり良くも悪くも標準域の焦点距離なので,自然相手にもっとダイナミックな写真を撮ろうと思うと超広角や望遠が欲しくなる...一方でインナーズームゆえ天気が悪くてもあまり気にせず使えるのはやっぱり便利で,II型になってから購入して良かったと感じた.Z6IIIは長時間使っていると時々ボタンが反応しないなどバグることがあって,その都度バッテリーを入れ直して復活させた.もとに戻るので良いのだが少し不安ではある.

いずれにせよ新しいレンズの試写としても,リフレッシュとしてもなかなか良い旅行になった.

Z6III + Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S II

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