Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S II@滝子山

アウトドア

Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S IIの試写のため山梨県の滝子山にハイキングに行ってきたので紹介する.

日付2026/6/7(日)
天気曇り時々雨

コース概要

滝子山は山梨県大月市に位置する標高 1615m の山だ.大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の四番山頂に指定されており山頂から富士山を望むことができる.ちなみにその他の秀麗富嶽十二景は以下の通り.アクセスしやすい山が多く,登山道も整備されているので初心者にもおすすめだ.

#山名最寄り駅
1– 雁ヶ腹摺山(1,874 m)
– 姥子山(1,503m)
大月駅からタクシー/バス
2– 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1,990m)
– 小金沢山(2,014m)
甲斐大和駅からバス
3– 大蔵高丸(1,781m)
– ハマイバ(1,752m)
甲斐大和駅からタクシー
4– 滝子山(1,620m)
– 笹子雁ヶ腹摺山(1,358m)
笹子駅 / 初狩駅
5奈良倉山(1,349m)上野原駅/奥多摩駅からバス
6扇山(1,138m)鳥沢駅
7百蔵山(1,003m)猿橋駅
8– 岩殿山(634m)
– お伊勢山(550m)
大月駅
9– 高畑山(982m)
– 倉岳山(990m)
鳥沢駅/梁川駅
10– 九鬼山(970m)
– 御前山(730m)
禾生駅 / 田野倉駅/猿橋駅
11– 高川山(976m)初狩駅 / 大月駅 / 禾生駅 / 田野倉駅
12– 本社ヶ丸(1,631m)
– 清八山(1,593m)
笹子駅

中央本線からアクセスする場合初狩駅または隣の笹子駅からいくつかの登山道がある.まず初狩駅からは藤沢登山口を使うルートが一番一般的で,山頂までコースタイム220分だ.穴沢山というピークを経由するルートもある.破線ルートだが寂ショウ尾根も知られており,一番コースタイムが早く山頂にアプローチできる.林道終点から90分だ.山頂で2-3組寂ショウ尾根から登ってくる登山客を見かけたので車で来る人には人気なのだろう.笹子駅からは道証地蔵登山口を使うルートがあり,こちらは山頂までコースタイム265分だ.

大月市の観光マップより.

今回は初狩駅経由で藤沢登山口から登り,道証地蔵登山口から下山して笹子駅から帰宅する周回ルートを選択した.あいにく曇りの天気ではあったが山頂以外で一回も人に会うことなく自然を楽しめるハイキングになった.

コースタイム

合計距離: 17.01 km
最高点の標高: 1613 m
最低点の標高: 455 m
累積標高(上り): 1315 m
累積標高(下り): -1168 m
総所要時間: 05:12:29
コースタイム
  • 7:36
    (86分/125分)
    初狩駅

    駅到着は7:28.道中ローソンで昼食を補給

  • 9:02
    (29分/45分)
    穴沢山分岐

  • 9:31
    (37分/50分)
    檜平

    男坂経由で山頂へ

  • 10:08
    (19分休憩)
    滝子山山頂(到着)

  • 10:27
    (9分/15分)
    滝子山山頂(出発)

  • 10:36
    (33分/40分)
    大谷ヶ丸分岐

  • 11:09
    (48分/50分)
    曲り沢峠分岐

    笹子雁ヶ腹摺山へ行くならここで曲り沢峠/大鹿山方面へ

  • 11:57
    (51分/65分)
    道証地蔵

  • 12:48
    笹子駅

※ ()内の数字は実際のタイム/コースタイム

実際のタイム(含休憩)コースタイム比率(実タイム/コースタイム)
5時間12分6時間30分0.8

2か月ぶりの登山だけあってあまり速度が出ず,コースタイムの8割くらいの時間がかかってしまった.

記録

中央本線初狩駅からスタートする.道沿いにローソンがあるので最悪補給はそこでできる.笹子駅にはコンビニがないので補給したい場合は初狩駅スタートにするのが良いだろう.初狩駅から登山道までしばらくは歩道を歩くことになる.その代わりバスを使わずに登山口にアプローチできるのでお手軽だ.中央本線沿いは山梨100名山や秀麗富嶽十二景など電車だけでアプローチできる山が多く細かい計画をしなくても気楽に登山が楽しめるのが素晴らしい.標高も今回の滝子山の1,620mのように比較的高い山が多くて山頂からの景色を楽しめる.その代わり標高差1000m以上をのぼる必要があるので体力が必要だ.丹沢のイメージが近いかもしれない.

ちょうど田植えの時期だった

民家の間を抜ける間にそこそこ高度をあげる.ようやく林が見えてきてここから林道に入る.

林道自体もそこそこの距離歩かされる.ほとんど杉なので花粉の時期は来ないほうが良さそうだ...

ようやく登山道に入る.今回のルートは登りも下りも林道歩きが長い...

しばらくは小さい沢沿いを歩くことになる.常に水の音が聞こえて気持ち良いし体感気温も低い気がする.真夏は厳しいだろうがまだまだしばらくは楽しめそうなルートだ.

沢を抜けた後は山頂まで視界のない道をひたすら登っていく.檜平という中間スポットは少し富士山への眺望があるらしいが今日はあいにくの曇りで何も見えなかった.

道中はガスでご覧の有様.沢が多いので雲がのぼってきやすいらしい.

Nikkor Z 24-70mm F/2.8のボケ味は非常に綺麗で良い意味で驚いた.今までずっとF/4ズームレンズで撮っていたのでF/2.8ズームレンズのボケを楽しめるのが新鮮だ.

そうこうしているうちに山頂に着く.20分くらい滞在して一瞬だけ富士山の山頂を望むことができた.山頂にいた人の話いわく晴れている日の眺めは最高らしいのでまたリベンジしたい.目の前に見えているのは本社ヶ丸などの中央本線の南側の山々だ.彼方からも富士山がよく見えるらしい.

こういう時はズームレンジが70mmまでだともう少し欲しいと思ってしまう(笑.この写真は少しトリミングしている.
前ボケも綺麗.

今日の装備は愛用しているGregoryのSalvo24.軽い日帰り登山にはこれくらいの容量(24L)がちょうど良い.30Lだと大きすぎるしかといって10L後半だと流石に余裕がない.20L前半くらいが使い勝手よく初心者にもおすすめだ.

山頂を踏んだ後は笹子駅へ向かって降りていく.最初は笹子雁ヶ腹摺山までの縦走を考えていたのだが午後から雨の予報なのですぐに下山するルートに切り替えた.縦走ルートだとコースタイム10時間程度でしっかり登山を楽しめるだろう.下山時も沢沿いを歩けるので視界のない樹林帯の時間が多いとはいえ楽しめると思う.

シャッタースピード1/3sでも手振れ補正が効いてちゃんと止まってそう.

しばらく降りてくると林道歩きに切り替わり,さらに下ると写真右のようなフェンスがあって,ここを過ぎると完全に市街に出る.車が5台程度停められる駐車場があったが全て埋まっていた.車で行くなら早い時間が良さそうだ.

ここから笹子駅まで2km弱の歩きなのでしんどいが頑張ろう.笹子駅には12:50に到着し13:27発の中央本線に乗って帰宅した.電車は本数が少ないので注意しよう.道中小雨が降ることはあったが,本格的な雨に降られることはなかったので良かった.

まとめ

あいにくの天気ではあったが人も少なく楽しいハイキングになった.沢沿いを歩く時間が長いので道中眺望がなくてもそこそこ楽しめるのが良いところだと感じた.難易度的にも非常に簡単で難所らしい難所もなく,初心者でも楽しめるルートになっていると思う.

Nikkor Z 24-70mm F/2.8 S IIも非常に良いレンズだと感じた.まずこういう曇りの日や樹林帯歩きが長い日はF/2.8の明るさが嬉しい.レンズ自体も24-120mmとほぼ同じ重量で重さを感じることもなく,Z6iiiと合わせて首から下げて歩いても負担にならない(これは道が簡単だからというのもあるだろうが).またインナーズームなのでレンズが伸び縮みしないのでいちいち24mm側にレンズを戻す必要がないのもストレスが無い.道中で小雨が降ったがそういうタイミングでレンズのことを気にしなくて良いのもありがたい.

24-120mm F/4とどちらが良いかという点は難しい問題だ.トリミングすれば良いとはいえ70mmと120mmは結構違いがあって,今回ももう少しズームできれば良いのにという場面が何度かあった.日帰り登山だと稜線に出て明るさが稼げるようになればF/4で十分なので,稜線での撮影を重視するならズームレンジを取って24-120mm F/4が正解だと思う.一方で明るさやF/2.8ならではのボケ感が欲しいタイミングでは24-70mm F/2.8を取りたい.要は山行によって使い分ければ良いかなと思った.Nikonユーザーは両方買ってNikonを応援しよう(笑

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