Caldigit TS5 plus インプレッション

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Mac Book Pro 16インチ(M5 Max)を購入したのに合わせて,Thunderbolt5ドックとしてCaldigitのTS5 plusを購入したので紹介していく.

2026年発売のMac Book ProはThunderbolt5に対応した.Thunderbolt4からデータ転送速度や給電能力がさらにパワーアップした規格で,主要な項目で以下のような進化を遂げている.

項目Thunderbolt 3Thunderbolt 4Thunderbolt 5
最大転送速度 (双方向)40 Gbps40 Gbps80 Gbps
映像出力時の最大速度40 Gbps40 Gbps最大 120 Gbps
PCIe データ帯域16 Gbps32 Gbps64 Gbps
ディスプレイサポート4Kモニター ×2台
または 5K ×1台
4Kモニター ×2台
または 8K ×1台
8Kモニター ×2台
または 4K/144Hz ×3台
PCへの最大給電 (USB PD)最大 100W最大 100W最大 240W

そもそも今まではiMac 2019を利用しており,これはThunderbolt3だったので一気に二世代進化することになった.特に利用していたiMac 2019はグラフィック性能が若干足りず,4K+5Kディスプレイに接続していたにもかかわらずマシンの制限から4K+4Kで出力されているなど課題があったので,ようやくその辺を解消できるというわけである.(私の環境だとディスプレイの方がThunderbolt5には対応していないのでその辺で制限があるかもしれない,もしあれば追って紹介しよう)

Caldigit TS5 plus 概要

TS5 plusはCaldigitの最新フラッグシップドッキングステーションで,最大の特徴はアップストリームにThunderbolt5×1,ダウンストリームにThunderbolt5×2を搭載していることだ.その他前世代TS4からのアップグレードとしては以下のような点がある.

  • 全20ポート搭載
  • 140Wの給電性能
  • 10GbEのイーサネットポート
  • 2つのUSBコントローラーを搭載してデータ転送の帯域を拡大
  • DisplayPort2.1に対応

いずれもTS4から順当な進化で,驚きはないが確実に使いやすくなっている.個人的に期待していたのはUSB-Cポート数が上乗せされたことで,TS4は意外と3つしかなかったところ,TS5 plusでは5個まで拡大されている.全体のポート構成は以下の通りだ.

ポート仕様前面ポート数背面ポート数
Thunderbolt 5(USB-C)アップストリーム120Gbps, 140W(ホストマシン接続用)01
Thunderbolt 5(USB-C)ダウンストリーム80Gbps,36W(ディスプレイ接続用)02
USB-CUSB 3.1 Gen 2(10Gbps)2(36W)3(7.5W)
USB-AUSB 3.1 Gen 2(10Gbps,7.5W)14
Display PortDP 2.101
Micro SDSD 4.0 UHS-II10
SDカードSD 4.0 UHS-II10
3.5mmオーディオオーディオIN / OUT10
3.5mmオーディオオーディオIN01
3.5mmオーディオオーディオOUT01
有線LAN10Gbpsの有線LAN01

モニターへの接続はThunderbolt5のお陰でデイジーチェーンを活用すれば最大4枚まで可能になっている.TS5 plus本体自体からはThunderbolt5経由で2枚,DisplayPort経由で1枚の合計3枚接続できる.

A chart showing the monitor resolutions that are possible on various laptops with CalDigit Thunderbolt 5 docks.

代償としてTS4からさらにサイズと重量が増しているので設置場所には注意が必要だ.ただそうは言ってもまだまだコンパクトの範疇で,デザインも良いのでデスクに置いておいても違和感はない.

項目TS5 plusTS4
155mm141mm
奥行128mm113mm
高さ47mm42mm
重さ900g640g

開封

いつものCaldigitらしいシンプルで高級感のあるパッケージだが,世代を経るにつれてどんどん大きくなってきている(笑.内容物は以下の通り.Thunderbolt5ケーブルは普通に買うと5000円程度する代物なので,編み込み式のものが同梱されているのは非常にありがたい.PCとTS5 plusの接続をこのケーブルで行う.

  • CalDigit TS5 Plus
  • Thunderbolt 5 編み込みケーブル (1.0m)
  • ゴム足(2つ)
  • 電源アダプター(330W)
  • 電源コード

本体はアルミ製で放熱用のフィンが刻まれており,Macとも合う高級感のある質感だ.TS4よりもさらに濃い色になっている.これは最近のMacのスペースグレイ色に合わせている意味合いが強そうだ.前面の2つのUSB-Cポートは36W給電に対応しているのでスマートフォンなどの充電にも最適だ.その他SDカード/Micro SDカードスロットや3.5mmオーディオジャックといったよく利用するポートは前面についている.

向かって左手側の面だけは立てて設置する時のために滑り止めのゴムで覆われている.世代を経るごとにどんどん大きくなっているので,相対的に立てて設置する人も増えているかもしれない.本体も重くなっているので立てた時の安定感も抜群だ.

横に寝かせて設置する場合はゴム足を本体につけて滑り止めとする.この辺も先代と同じ仕組み.

電源アダプターは330Wになり,TS4からさらに巨大化している.本体と並べても同じくらいの大きさがある.ずっと不満なのはアダプターにケーブルが固定されてしまっており,かつこの部分のケーブルがそこまで長くないので取り回しに苦労する点だ.できればメガネケーブルなどで着脱可能にしてくれるとありがたいのだが...電源コードの側はよくある3ピンなので市販品で代用可能だ.

私はデスクの裏側に電源アダプターを設置している.このように何らかの工夫が必要かもしれない.

TS4とのサイズの比較もやっておこう.見た目上の違いはサイズが大きくなっていることと,色が変わっていることだ.サイズの違いはそこまで大きくないが,重さが640gから900gになったことでより重量感が増している.据え置きで利用する製品なので重い方がケーブルを挿すときに動きにくく個人的には歓迎だ.

最大のアップデートは裏面にUSB-Cポートが2つ追加されたこと.TS4はUSB-Cポートが背面に1つしかなかったので,ディスプレイのポートを利用したりと結構配線がごちゃごちゃしがちだった.これは多くのユーザーが待ち望んでいたアップデートだと思う.

まとめ

CaldigitのThunderbolt5ドック,TS5 plusを導入した.先代のTS4に不満が会ったわけではなく,単純にTS4を職場で使うために自宅用に導入しただけだが,ポートも拡張されてデスクはきれいになったので満足している.一方で値段が9万円近くになっておりドッキングステーションにここまで出すのかというのは少し考えるところだ.米国価格は500ドルなので単純に円安のせいでこうなっているだけなのだが,予算が合わなければ先代のTS4もまだまだ十分現役だし,TS5というポート数の少ない下位機種も検討したい.

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