Sonyの50mm F1.4の単焦点レンズ,SEL50F14GMを購入したので紹介する.個人的に初となるGMレンズで,値段も高いので買うかどうかかなり迷ったのだが,一本くらい明るいレンズが欲しいという物欲に勝てずに購入してしまった.
SEL50F14GM 概要
SEL50F14GMは2023年4月発売のGMレンズで,Sony F1.4のGM単焦点レンズの一角である.F1.4シリーズは24mm,35mm,50mm,85mmがGMレンズで揃っており,いずれのレンズもサイズや重さは異なれど似たようなデザインで統一されている.50mm F1.4のスペックでは2016年7月にSEL50F14Zというレンズも発売されていたので,7年越しのリニューアルとなった.
50mmに関しては,さらに1段明るいFE 50mm F1.2 GM(SEL50F12GM)もあるのだが,そこまでの明るさは要らないかなというのと,さらに大きく重くなるので持ち出すのが億劫になりそうでやめた.値段もF1.2の方は30万円程度と高価なのもネックだ.
比較のために,SEL50F14GMとSEL50F14GMの仕様を比較してみよう.注目すべきはサイズと重さで,ここがF1.2の方は明確に一段大きい.実際に購入する前に店舗で実物を比較してきたが,自分にはF1.4で十分かなと感じた.
| レンズ仕様 | SEL50F14GM | SEL50F12GM |
|---|---|---|
| 焦点距離(mm) | 50 | 50 |
| レンズ構成 (群-枚) | 11群14枚 | 10群14枚 |
| 開放絞り (F値) | 1.4-16 | 1.2-16 |
| 絞り羽根 | 11枚円形絞り | 11枚円形絞り |
| 最短撮影距離 (m) | 0.41 (AF時)0.38 (MF時) | 0.4m |
| 最大撮影倍率 (倍) | 0.16 (AF時)0.18(MF時) | 0.17倍 |
| フィルター径 | 67mm | 72mm |
| 手ブレ補正 | – (ボディ側対応) | – (ボディ側対応) |
| フードタイプ | 丸形バヨネット式 | 丸形バヨネット式 |
| 外形寸法 最大径x長さ | Φ80.6mm x 96mm | Φ87mm×108mm |
| 質量 | 516g | 778g |
| コントロール | 2つのFnボタン,絞りリング,AF-MF切り替え,IRISロック,絞りのクリック-デクリック切り替え | 2つのFnボタン,絞りリング,AF-MF切り替え,IRISロック,絞りのクリック-デクリック切り替え |
製品ページはこちら.
ちなみに,サードパーティに目を向けるとSigmaも50mm F1.2と50mm F1.4のレンズを投入しているので,そちらを検討する手もあると思う.
開封
いつも通りSonyストアで購入した.ちょうどキャッシュバックキャンペーン中で1万円引きで購入できたが,GMレンズだけあって値段が非常に高い...パッケージはいつもの黒とオレンジのSonyスタイルだ.
同梱品は
- レンズ本体
- レンズフード(ALC-SH173)
- レンズフロントキャップ(ALC-F49S)
- レンズリアキャップ(ALC-R1EM)
- レンズフード
の5点.Gレンズのレンズケースはペラペラで使う気にならなかったが,一転してGMレンズのレンズケースはナイロン製で非常に重厚で驚いた.しかもレンズケース用のストラップまで付いているという充実ぶりだ.これなら使おうという気になる.


レンズ本体はGMレンズらしいエンジニアリングプラスチック製で,非常に高いビルドクオリティだ.小型軽量で精悍な印象を受ける.

コントロールはフォーカスリングに加えて絞りリング,二つのFnボタン,IRISロック,AF-MFの切り替え,絞りのクリック-デクリック切り替えと他のGMレンズと同じ装備だ.フォーカスリングはいつものSonyらしくゆるゆるだが,他のボタン類は非常に感触良く使いやすい.絞りリングは「A」位置で固定するとカメラからの操作に対応するほか,IRISロックは「A」位置のみで固定可能なのもいつものSonyレンズと同じだ.



前玉はフッ素コーティングに対応しているがそこそこ大きいので保護フィルターを付けることにした.フィルター径は67mmで色々なレンズと共用しやすいのは大きなメリットだと思う.

α7ivに装着した際のバランスは良好で,これなら持ち出してバンバン使っていきたいと思えるレベルに収まっている.そこそこレンズフードが大きくそういう意味では嵩張るので,収納する際は気をつけたい.



試写
個人史上初のF1.4という明るさで,室内で撮影すると本当にその明るさにびっくりする.今までF4のズームレンズで撮っていたらどんどんISO感度が上がっていたところ,このレンズは暗いところでも非常に低いISO感度で撮影できる.これはすごい.一回使ってしまうとハマりそう...

また,F1.4ならではのボケの大きさも魅力だ.
保護フィルター:Marumi マグネットスリム
SEL50F14GM用の保護フィルターとして,最近ハマっているMarumiのマグネットスリムを購入した.これはH&Y Filterのマグネット式フィルターのOEM製品で,今の所H&Yに比べて幅広いフィルター径で展開されているのが魅力だ.
製品ページはこちら.
- https://www.marumi-filter.co.jp/product/circularmagnetslim/
- https://hy-filter-japan.com/?category_id=6621d2e0d7091d002d25f837
各種のフィルターを単品で購入することもできるが,ベーシックキットとアドバンストキットという2種類のセットが販売されているので,まずはここから初めてみるのがおすすめだ.今回はアドバンストキットを購入した(が,後述の通り私の目的には失敗だった.).このキットは各種のフィルターに,ナイロン製のフィルターケースが同梱するオトクなセットになっている.


それぞれのキットに同梱されているフィルターは以下の通り.
- ベーシックキット
- マグネットベース付き保護フィルター(これをレンズに取り付け)
- CPL
- ND16
- 専用キャップ
- アドバンストキット
- レンズアダプター(これをレンズに取り付け)
- CPL
- ND16
- ND64
- 専用キャップ
アドバンストの方はND64が入っているのが特徴なのだが,私がほしかった保護フィルターはベーシックキットの方にしか入っていなかった(笑.アドバンストキットの方のレンズアダプターは,保護フィルターなしの単なるアダプタなので注意しよう.しょうがないので追加で単品で保護フィルターだけ購入した.
この製品の特徴は,保護フィルターにマグネットが仕込まれていて上からレンズキャップやCPLフィルター,NDフィルターをマグネットで付けられる所にある.フィルタースレッドに捩じ込む必要がないため一瞬で着脱可能でめちゃくちゃ便利.


欠点はフードが付いていると着脱が非常に面倒くさいことで,特にSEL50F14GMはフィルター窓もないのでこの操作が大変だ.レンズキャップも取っ手やつまみがついていればもう少し取り外しやすいのだが...また,フィルターネジはないので通常のフィルターを重ね付けすることはできない.
感想
初めてのGMレンズとしてSEL50F14GMを購入した.やはりF1.4の明るさは室内などの暗いところで役に立つし,ボケも大きいので最近ちょくちょく撮っているポートレートも楽しい.
2026年春の散財ということでこのレンズに加えて,SEL2070G,SEL40F25Gの合計3本を購入したが,それぞれに特徴があって得意な場面も異なり,どれも購入して良かったと思う.一方で,描写はこのGMレンズが一番良いと感じた.やはり伊達にGMレンズと名乗っているわけではないのだろう.
他方で値段は一番高かった(笑)のでしっかり使って楽しみたいと思う.


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